アルコール・薬物・ギャンブル依存の社会復帰施設 [青十字サマリヤ会]

アルコール・薬物・ギャンブル依存の社会復帰施設
青十字サマリヤ会

人間アイコン宿泊型自立訓練 青十字サマリヤ館 入館案内

当施設ではアルコール・薬物・ギャンブル依存症からの回復と、
社会の一員として社会復帰することを目的とした、
以下のようなプログラムを実施しています。

共同生活(宿泊型自立訓練 青十字サマリヤ館)

  • 人を知り自己を見つめ直して人間関係の修復をはかる。
  • 規律ある生活(食生活含む)を通して正しい生活のリズムをつかむ。
  • 同じ病気をもつ者との共同生活を通して、病気を知り、助け合う心を養う。
  • 食事・館内外の清掃当番を担当して、家事の技術を習得し責任感を養う。

ミーティング(自立訓練(生活訓練)サマリヤ・カンパニー)

アルコール・薬物・ギャンブルを止めていくためには、ミーティングが大変有効な方法です。
入館者は、自立訓練サマリヤ・カンパニーへ通所し、月曜日から土曜日の午前中2時間と午後の2時間(作業の場合もある)
、回復者のスタッフによるミーティングへ出席します。
基本的には当事者のみのクローズド・ミーティングを行っております。
テキスト「回復のプログラム」を使用し、毎回テーマを決め、そのテーマに沿って一人一人自分の体験を話します。
ミーティングを大変重視しているのは、同じ依存症である仲間の体験を聴き、自らの経験を語ってゆくことで、過去の自分自身がどうであったかという現実を見つめ直し、依存症である事を認めることができ、飲んで(使って)いた頃の生き方や考え方を変えてゆくことが可能となるからです。

セルフヘルプ・グループ(自助グループ)のミーティング

札幌市内で開かれているAA(アルコホリクス・アノニマス)・NA(ナルコティクス・アノニマス)GA(ギャンブル・アノニマス)ミーティングに毎日参加します。
また道内各地で年数回開催されるAAセミナー等へも参加します。
アルコール・薬物・ギャンブルを止めていくためには、ミーティングが大変有効な方法です。
さらに入館中から地域の自助グループミーティングへの出席を習慣づける事で、サマリヤ館退館後もミーティングへ継続して出席し、飲まない・使わない生活を送ってゆくことが可能になると考えております。

個別相談

身体的、精神的、感情的な不調・不安、経済的問題、将来の生活への不安、集団生活における人間関係のあつれき、家族関係の悩み・・・等に関してスタッフが適宜相談に応じ対処するなど、情緒の安定を図るよう努めています。
不安、怒り、悩みなど再飲酒のきっかけとなる問題を早いうちに解決・解消する事が望ましく、安定した日常生活と人間関係を維持できるか否かが飲まない生活を続ける鍵となります。 社会生活は人間関係を抜きにしては考えられませんが、依存症を発症する程の飲酒生活を続けている人には、適切な人間関係を維持できなくなっている人も多く、依存症からの回復は人間関係の回復でもあり、自らの考え方や付き合い方を変えてこそ新しい人間関係は生れます。
(スタッフが当番で宿直します、夜も相談に応じることが出来ます)

体験入館及び宿泊研修

ご希望により見学・体験入館をする事ができます。
「体験入館費 上限1,100円 / 日(朝食300円/ 昼食300円/ 夕食500円)」(移動手段、費用については応談いたします)
※他に自助会(セルフヘルプグループ)に参加の費用は別途個人負担となります。
また、ご家族や関係者で、希望される方は宿泊研修も行っておりますので、ご希望の方はご連絡下さい。

入館期間及び退館について

入館期間については個人差があり一定ではありませんが、目安として、1年~2年間位と考えています。
また、退館については、回復の状態、担当医及び関係者の意見を参考に、スタッフと本人とで話し合って決定します。
また退館後のアフターケアとして、市内で開かれている夜の自助グループのミーティングに出席することなどを勧めています。

有意義な共同生活にするために次の事を守ってください

  • アルコール・薬物・ギャンブルをやめたいということが入館の第一の条件です。その意志をもち続けること。
  • 外出先、帰館の時間などをスタッフに告げ、了解を得ること。
  • 現金・通帳・カード等はサマリヤ館で預かります。現金は必要な金額を出金伝票に記載し請求して下さい。お金の使い方をスタッフが指導する場合もあります。
  • 家族や友人その他外部との連絡は原則禁止です。諸般の事情のみスタッフの了解を得てから行うこと。
  • 携帯電話の所持は禁止。但し、退館準備時は相談。
  • その他入館時もしくは事前に「重要事項説明書」等で、書面・口頭で説明いたします。
*入館に際して以上の事に同意していただきます。これらに反した場合には退館していただくこともあります。

入館費

家賃については、近隣地域の類似施設の平均的な家賃に準じて設定しております。
また、利用料については、食材費及び調理にかかる費用並びに水道光熱費に相当する額に準じて設定しております。
利用料には食事(3食/朝食300円・昼食300円・夕食500円)、光熱費等の諸経費がすべて含まれています。
なお、家賃は入居月及び退去月は日割り(実日数・1円未満端数切り捨て)で頂きます。
また,利用料は居室に滞在した事実が確認できる実日数に応じて日割りで頂きます。(1円未満端数切り捨て)

入館費用及びその他諸経費について(2022年度5月現在)

利用料家賃合計
夏(5月~9月) 50,000円 35,000円 85,000円
冬(10月~4月) 59,000円 35,000円 94,000円

その他入館中にかかる費用

  • 札幌市内各所で開かれている各ミーティングへの出席及び病院通院の為の交通費
  • AAセミナーへの参加費及び交通費
    (上記2点とも生活保護受給の方は、保護実施機関へ申請すると支給して頂けます)
  • その他レクリエーション参加に際して一部自己負担をいただく場合もあります。